第十問 『サボタージュ』

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「ほら、雄二って余計な脂肪がついてないでしょう?そういう身体って、筋が攣りやすいんだよ。美波も胸がよく攣るからわかるとぐべぁっ!」 「・・・俺が手を下すまでもなかったな」 島田の拳を受けた明久。もうちょっといい誤魔化し方はなかったのだろうか 「ところで、雄二はどこに行っておったのじゃ?」 秀吉が話題をうまく逸らしてくる。 「ああ、ちょっと話し合いにな」 ん?雄二に珍しく歯切れが悪い返事だ。 またなんか企んでるのかな?なにをやってくれるか楽しみだな。 雄二が適当にみんなを誤魔化している。 「そうですかー。それはお疲れ様でした」 姫路・・・少しは人を疑うことを覚えたほうがいいと思うぞ? 「いやいや、気にするな。それより、喫茶店はいつでもいけるな?」 「バッチリじゃ」 「・・・お茶も飲茶も大丈夫」 確かに、姫路製の料理たちが混じってなければ大丈夫だろうな。 「よし。少しの間、喫茶店は秀吉とムッツリーニ、裕介に任せる。俺は明久と召喚大会の1回戦を済ませてくるからな」 そういってくるが、 「俺も召喚大会の時間になったらぬけるぞ?」 「なにっ!?おまえが召喚大会なんてでるのか!?」 雄二なぜ驚く? 「めずらしいこともあるもんじゃのう」 秀吉よ、なにがめずらしいんだ? 「・・・(コクコク)」 ムッツリーニまで・・・ みんなの中の俺のイメージって・・・ 「ま、誰かさんのせいででることになったんだよ!」 俺は雄二を睨みながら言う。 「はぁ?なに言ってるんだ?」 雄二誤魔化しても俺はこの恨み忘れんぞ・・・! 「あれ?アンタたちも召喚大会に出るの?」 島田が明久を問いかける。 「え?あ、うん。色々あってね」
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