381人が本棚に入れています
本棚に追加
/110ページ
「ほら、雄二って余計な脂肪がついてないでしょう?そういう身体って、筋が攣りやすいんだよ。美波も胸がよく攣るからわかるとぐべぁっ!」
「・・・俺が手を下すまでもなかったな」
島田の拳を受けた明久。もうちょっといい誤魔化し方はなかったのだろうか
「ところで、雄二はどこに行っておったのじゃ?」
秀吉が話題をうまく逸らしてくる。
「ああ、ちょっと話し合いにな」
ん?雄二に珍しく歯切れが悪い返事だ。
またなんか企んでるのかな?なにをやってくれるか楽しみだな。
雄二が適当にみんなを誤魔化している。
「そうですかー。それはお疲れ様でした」
姫路・・・少しは人を疑うことを覚えたほうがいいと思うぞ?
「いやいや、気にするな。それより、喫茶店はいつでもいけるな?」
「バッチリじゃ」
「・・・お茶も飲茶も大丈夫」
確かに、姫路製の料理たちが混じってなければ大丈夫だろうな。
「よし。少しの間、喫茶店は秀吉とムッツリーニ、裕介に任せる。俺は明久と召喚大会の1回戦を済ませてくるからな」
そういってくるが、
「俺も召喚大会の時間になったらぬけるぞ?」
「なにっ!?おまえが召喚大会なんてでるのか!?」
雄二なぜ驚く?
「めずらしいこともあるもんじゃのう」
秀吉よ、なにがめずらしいんだ?
「・・・(コクコク)」
ムッツリーニまで・・・
みんなの中の俺のイメージって・・・
「ま、誰かさんのせいででることになったんだよ!」
俺は雄二を睨みながら言う。
「はぁ?なに言ってるんだ?」
雄二誤魔化しても俺はこの恨み忘れんぞ・・・!
「あれ?アンタたちも召喚大会に出るの?」
島田が明久を問いかける。
「え?あ、うん。色々あってね」
最初のコメントを投稿しよう!