第十問 『サボタージュ』

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「俺らも召喚しようぜ」 「そうだねー」 「「試獣召喚」」 『Aクラス 椎名友里  世界史  327点      &  Fクラス 不知火裕介  世界史  179点』 ん?俺の召喚獣がまた普通の俺の姿にもどってるな ババアが気をきかしたか? 『『な・・・Fクラスじゃなかったのか!?』』 ま、普通Fクラスのやつがこんな点数だったら驚くわな 「ちょっとゆう君?なんでそんな点数なの!?」 「え?おまえも驚くのか?」 本気でうけろっていったのはおまえだろうに 「低すぎでね!」 え?低すぎ? なに言ってるの? 「おまえはFクラスになに求めてるんだよ!」 「真面目にうけなかったのね!後で覚えておきなさい・・・!」 それは理不尽だろう・・・ 「いやいや、これが俺の全力だから!Fクラスの限界だから!」 『『いちゃいちゃしてんじゃねぇー!!』』 相手の召喚獣が突っ込んでくる 「友里まずここは迎え撃とう!」 「・・・あとで覚えておきなさい」 俺泣きそうだよ 『おまえの相手は俺だぁ!』 俺にCクラスのほうが突っ込んでくる Bクラスのほうは友里のほうに行ったみたいだ 「甘いぞ三下ぁ!」 俺は突っ込んできた召喚獣を巧みに避け、相手の背中に向け双銃の引き金を引く 俺がCクラスに三下なんて言えるもんじゃながな 『え?ちょ・・・』 俺はそのまま相手を戦闘不能になるまで引き金を引き続ける 1対1の遠距離武器は相手を近づけなければ勝ちだからな 「俺の勝ちだな」 俺の勝ちは確定したので友里のほうを見る まぁ、友里はさすがにAクラスだけある相手を圧倒してるな あ、勝った 「勝者、椎名・不知火ペア」 「やったー、勝ったー!」 友里は喜んでるみたいだ なら喜んでるうちに退散しようかな 「じゃあ友里、また2回戦で会おう」 俺はさっきのことを追及される前に逃げだした 後ろで待ちなさいって声が聞こえるが幻聴だろう・・・
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