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・・・起きたら誰もいなかった。
どういうことなの?
てか、もう夕方なの?我ながらよく寝たなぁ。
まぁ、今日は帰るとするか!明日から頑張ろう!
そう意気込み俺は帰路についた。
ーーーSide 雄二
Dクラス戦は勝利に終わった。
「まったく裕介は最後まで来なかったな」
「ぐっすり気持ちよさそうに寝てたもんね、あいつやる気だすことあるのかしら?」
「島田さん、裕介だって僕と対戦ゲームするときぐらいは本気でやってるよ?」
「吉井君、それは余計に駄目だっていっているようなものじゃ・・・」
「まぁ、次のBクラス戦には裕介も参加させざるおえないだろうがな」
そう、今回Dクラスは姫路が隠しだまとしていたからこそ勝てたが、Bクラスは今回を踏まえ必ず警戒してくるし基本的な戦力も負けてるしな。
「裕介やるきだしてくれないかなー」
たしかに明久の言うとおりだ、たしかあいつ無駄に記憶力がよかったはずだからな。
それにしても裕介か・・・あのバカに名前は同じだし性格もそっくりだよな。
ーーーSide out
「はぁ・・・今日なんもしてないきがするなぁ」
俺は帰りながらふと思ったことを口にする。
「それはお主が寝てたからじゃ」
「へ?」
そこには可愛らしい男の子が立っていた、この子は性別を間違えて生まれてきたんだと思う・・・
「秀吉か、起きたらみんないないからちょっとショックだったよ」
「お主は起こしてもまた寝てしまったのじゃ・・・」
あれ?そうなの?でも、記憶にないんだが?
「秀吉ー」
声がした方向を見てみると向こうからも秀吉が来た。
「分身の術だと・・・?」
「ちがうのじゃ、あれはワシの姉じゃ」
「へぇー、秀吉に似てかわいいね」
「ひ、秀吉に似て・・・?それどういう意味なのかしら?」
あれ?なんか地雷踏んだ?
「あ、姉上!こやつが前に言ってたの<遅刻王>じゃ!」
秀吉が話をそらしてくれた。でもその話のそらしかたはどうかと思うよ・・・
「はじめまして、<遅刻王>こと不知火裕介です。よろしく秀吉の姉さん」
「へぇ・・・、あなたが噂の、私は木下優子よ、よろしくね」
あれ?俺噂が立つほど有名なの?
「あたりまえじゃ、なんたって<遅刻王>だからの」
そんな不名誉な噂いらない。
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