第十一問 『頼み事』

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・・・Side 明久 「ただいまー・・・って、あんまりお客さんがいないなぁ・・・」 召喚大会2回戦を無事?勝ち上がり教室に帰ってきた しかし、テーブルが綺麗になったにも関わらず、喫茶店内にお客さんは殆どいなかった 「お、戻ってきたようじゃの」 あまり仕事が無いようで、ウェイトレス役の秀吉も暇そうだ 「無事勝ってきたよ」 「それは何よりじゃ。ところで、雄二の姿が見えんが?」 「うん。トイレに寄ってくるってさ」 喫茶店が気になるといってた割には暢気なもんだ 「それより秀吉、これはどういうこと?お客さんがいないじゃないか」 「・・・むぅ。ワシはずっとここにおるが、妙な客はあれ以降来ておらんぞ?」 秀吉が首を傾げる 「ってコトは、教室の外で何かが起きてるいるのかな?」 「かもしれんのう」 「それと、やっぱり裕介は帰ってきてない?」 もしかして気分が変わって戻ってきてくれてるかもしれない 「帰ってきておらんのう。しかし、あやつは召喚大会にでてるのじゃから、おぬしらのほうがわかるとおもうのじゃが?」 「あ、そっか」 そうだった召喚大会会場でも見張ってればあいつを捕獲できるのか 『お兄さん、すいませんです』 『いや、気にするな、チビッ子』 『チビッ子じゃなくて葉月ですっ』 雄二と小さな女の子の声が聞こえてきた 「雄二がもどってきたようじゃな」 「あ、うん。そうみたいだね」 はて、葉月・・・?あの声、どこかで聞いたことがあるような・・・? 『んで、探しているのはどんなヤツだ?』 ガラッと音を立てて教室の扉が開き、雄二の姿が見えた。話し相手の子は小柄なのか、雄二の陰になって姿が見えない
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