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・・・
「次はあっち行こ!」
「おい、待てよ」
真帆ちゃんが俺の手を引っ張る。さっきからこればっかりだ
つまり俺は真帆ちゃんに振り回されてた
ま、それはそれで楽しんでるがな
しかし真帆ちゃんはどうやら結構お偉いさんの娘らしい。詳しいことはわからんけど
Prrrr
「ちょっと待って真帆ちゃん。携帯が鳴ってる」
「はやくはやく!」
俺は騒がしい真帆ちゃんから離れて携帯にでる
「はい、もしもし?」
『お、裕介か?』
俺じゃなかったら誰にかけてきたんだよ
「そうだ、なんか用か雄二」
なんだかんだ言って真帆ちゃんと学際回ってるのは楽しい。人に楽しみに水をさすとはやってくれるな
『おまえサボってやがるな?』
あー、そういえばそうだったか
「いやー、宣伝中だぜ?」
『そんな薄っぺらい嘘は俺には通用せん』
やっぱりか
「で?そんな俺にわざわざ電話してくるなんて俺は忙しいんだが?」
『そんな忙しいおまえに偵察の仕事を頼みたいんだが?』
俺は忙しいって言ったのに仕事とはこいつはなにがしたいんだ?
『実はな島田の妹がな短いスカートを穿いた綺麗なお姉さんが一杯いるお店ーー』
「どこにあるんだそれは!」
そんな店あるなんて聞いてない!
『2-Aだ』
「あ、そうなのか。それは残念だ。お前らだけで行ってくれ」
そういい、俺は携帯を切ろうとすると
『まぁ落ち着けよ。』
用件があるなら早くしてくれよ
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