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「お兄ちゃん、早く!」
ほら長電話してるから真帆ちゃんがせかしてくるし
『ん?そっちに誰かいるのか?』
「ああ、それはどうでもいいだろ?それよりなんだ?」
『どうでもよくないがな。俺らはおまえほど暇じゃないんだ。だからおまえに行ってほしいんだ』
アホ誰が行くか
「俺は暇じゃない」
『友里ならさっき廊下で見たぞ?お前を探してるみたいだったが?』
ほぉ、2-Aにはいないということか?
それに友里に見つかったら色々とめんどくさそうだな
つまり2-Aに行くのは最善手ってことかね
「そうか、ならしょうがないな。忙しいが俺が行ってやろう」
『おう、よろしく頼むぞ?』
俺はそれを聞きながしながら通話を切った
「真帆ちゃん。俺行きたいところができたんだ。いっしょに来てくれないかな?」
「うん!いいよ」
いい娘で助かる
「なら行こうか」
俺は真帆ちゃんの手を引いて2-Aに向かった
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