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「それはなーー」
「あー、思い出したです!ロリコンのお兄ちゃんです!」
は?
「誰がロリコンだよ!」
俺をロリコン呼ばわりしたほうを向くとそこには年齢が真帆ちゃんと同じぐらいのツインテールの子がいた
可愛いが知らない娘だ
だが知らない娘にロリコン呼ばわりされるなんて心外だな
「不知火君それは犯罪ですよ?」
「ちょ、ちょっと人の妹になにしたのよ!」
この娘は島田の妹か
「姫路に島田!俺はなにもしてねぇ!そしてロリコン呼ばわれされる覚えもない!」
これはひどい
「あれ?だってロリコンのお兄ちゃんと一緒にいた小さいお姉ちゃんがそういってたです」
「あ?ああ、もしかしてあの時の娘か?」
心あたりがひとつだけあるな
「ゆう君?誰といっしょにいたんですか?」
友里よ、いつからそこできいてたんだよ・・・
「それは語ったら長くなるからめんどくさいな」
「いーから、話なさい」
その時
『それにしても、この喫茶店は綺麗でいいな!』
『そうだな。さっきいった2-Fの中華喫茶は酷かったからな!』
『テーブルが腐った箱だったし、虫も湧いていたもんな!』
人の多い喫茶店の中央で、わざわざ大声で叫びあう人達がいた
俺にとっては救世主だな
「雄二、僕はあの2人を殴り倒してくるよ」
殴り倒すとは物騒だな
俺の救世主様だぞ?
「落ち着け。こんなところで殴り倒せば、悪評はさらに広まるだけだ」
明久は雄二が説得してるから大丈夫みたいだな
「ねぇねぇ、お兄ちゃん。食べ終わったから行こう?」
真帆ちゃんがいつのまにかきたケーキを食べ終わっていた
「ああ、そうだな」
俺は友里が持ってきたと思われる俺の実印をテーブルから回収しながら席を立つ
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