第二夜 神よ!!我を見捨てたもうたか!!

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どう見てもじいちゃん、ばあちゃんの追っかけだよね。ばあちゃんの方が男前な気がするのは気のせいじゃないよね。じいちゃん、あーた罵倒されて恋に落ちるってどうなの。それってまるでウチの変態と同じ気が……。なるほど、遺伝子は確実に受け継がれているのですねOK認識した。 ……なんてこった!ぱんなこった! 「遺伝性の変態とかなにそれオワタ!!以外の何物でもない!!」 思わずorzポーズを取ってしまうと、ふわりと視界が高くなる。 「湯冷めするぞ、馬鹿者」 「おう?」 ヒスイに俵担ぎされていた。私荷物か!! 「えーせめて姫抱き希望ー」 「おまえな、」 溜息つきつつも私の要望に応えてくれるヒスイ。あれ、なんか逆に恥ずかしいんですが!! 「あーうわー」 思わず両手で顔を押さえちまうよ!当たり前だろ!ヒスイみたいなイケメンに姫抱きされてみたまえよ、チミ。おまけに低音ヴァリトンヴォイス付きだぜ!? 「一応自分ヲトメ(笑)だと再認識するよねー」 「?女だろう(一応)、お前は」 ちょ! 「今言外に一応って入ってませんでした!?」 いや、私自身が言ったのだけれども! 「被害妄想だろう?さっさと髪を乾かせ。本当に風邪を引くぞ」 あるぇ?いつの間にか部屋に到着。ボフンとベッドに投げられた! 「うわっ!…ヒスイ!私の扱い雑すぎやしませんか!?」 断固待遇改善を要求する!!
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