地下

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「兄さん!いい加減にしてください!」 しばらくすると副店長兼経理の実弟の理が事務所に入ってきた。 「どした?」 「どしたじゃないです。あなたが事務所占領してるからその間、僕が仕事できないじゃないですか?!」 「すまない。今度は僕が店に出るよ。」 事務所を出ようとした。 すると理が 「まだあの子にこだわってるんですか?」 「・・・・あの子以上な子はいない。」 「僕、居場所知ってますよ?」 「なに?」 「コンビニからいなくなって探偵雇って調べたんです。知りたいですか?」 「し、知りたい!どこにいるんだ!」 「じゃあ条件をのんでくれますか?」 「条件?なんだ?」 「店に毎日出ること。 あと、好みだけでバイトの女の子雇わないこと、事務所占領しないこと。」 「わ、わかった。わかったからどこにいるんだ!彼女は!」 「・・・・・・・やっぱり僕が彼女を地下に呼び出しましょう。」 「・・・地下?なんでおまえが地下のことを?」 「偽名使って設計したの僕ですよ。兄さん。」
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