地下

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「なに?」 「じゃあ2日後に地下に来させます。では。・・・兄さんは今日は帰っていいですよ。」 そう言って理は事務所から出て行った。 地下を設計したのが理? 全て知ってたのか。 でもなぜ協力する気を? まぁいい。これで彼女に会える。 どんな風にデコレーションしてあげようか。 2日後ー地下室ー コンコン。 ドアをノックする音だ。 僕はあわててベッドから飛び起きてドアを開けた。 理が立っていた。 「無理だった。彼女は高広ってやつが近くに居すぎて近づけない。」 「なに?あいつと?」 寄り戻したのか。 「そのかわり、この子拾ってきたよ。」 理は自分の後ろから紙の長い女を前に突き出した。 「み、美咲です。よろしくお願いします。」 「・・・理、誰が誰でもいいと言った?僕は岡本さんがいいんだ!岡本さんじゃないとダメなんだ。」 「ま、それは試して見てからでいいんじゃない?」 そういうと理は美咲を部屋に残して出て行った。
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