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薄暗い部屋。
唯一の光源である照明。
生ぬるい風を循環させるためにゆっくり回る大きな羽が、照明の光を所々遮っていく。
そんな部屋に、二人の男性が机を挟んで座っていた。
一人は眼鏡をかけた中年男性。
もう一人は学制服を着た優男。
二人の表情は対照的であった。
中年男性は額から汗がにじみ出し、苦悶の表情を浮かべていた。
一方、学生服の優男は汗ひとつかかず、涼しい顔で笑顔を浮かべていた。
ガラス材質でできた真っ黒なテーブル。
そのテーブルの上には1台のアナログ時計が置かれ、静かな部屋の中で時を刻んでいく。
そして、制服を着た優男の前に5枚のカードが並べられていた。
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