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「ひかるくーーん」 とびっきり甘えた声で 後ろから抱き着いてくる 明るい茶髪のがき、 いや、がきじゃないけどがき 中身 がね 「ん、なに?」 「あんね?俺柊さんより廉さんより、勇気くんがすき!」 なにかと思えば 急にドラマの話 「あーありがとう?」 「ふふっ、いーえっ、んねーひかるくんひかるくんっ」 ほんとコロコロ話題変わる。 そういうとこ幼いんだよな 「ん?今度はなに?」 と、高木をみつめ尋ねる そうしたら高木は無言で じーっと俺をみつめるわけで あー、うん いつもの合図 黙って見つめる、ってことは キスしてほしい って意味みたい 高木はさ、自分からキスは 恥ずかしいのかしてこないわりに よくキスしてほしそうに見つめる まあさ、ねだられたいわけじゃん? だから、わかってるけど キスしてやんないの 意地悪なんてわかってますよ 「んねーひかるくーん」 そうやって誘うように俺を見つめる高木。 あームラムラする、 でも、我慢我慢 「高木どうした?」 とかいいながら高木の頭を撫でる 柊さんみたいにね、(笑) 「んー…だから…その… ……ちゅー、したい…」 ボソボソ聞こえるかわかんないくらいの 声で、俺の服ぎゅっと握りながら 呟いた高木は誰にも負けないくらい 可愛くて。 ついそのまま……… END
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