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結婚式から3日間、俺達は実家で過ごした
望はすっかり俺の家族と溶け込み、特に姉とは実の姉妹の様に仲良くなっていた
俺達が市内に戻る前日には、わざわざ休みを取った姉と二人で買い物に出掛けていった。
―――――――
「わー、これ可愛い…望ちゃんに似合いそう」
少し遠出して大型のショッピングセンターに来た私達は、直ぐに洋風売り場へと向かっていき、私に似合いそうな服を遥は手に取ってみる
今日は私の服を選びに遥が連れて来てくれたのだ。
私達は今週末の有名テレビ番組に出る事になっている
その為に派手過ぎない控えめな服を買いにきたのだ。
充の服は持ってるもので上手く合わせられるようだったので実家に残ってもらっている
まぁ、私も遥と二人で出掛けたかったし、遥も同じ様なので良い機会だと思っていた
「いや…私もギター弾くからスカートはちょっと…」
遥の手にしていたのは超が付く程のミニスカート。
プライベートでも着る勇気が出ない
「えーっ、望ちゃんなら似合いそうなのに…あ、これならどう?」
拗ねたように唇を尖らせた遥はミニスカートを棚に戻して、代わりにデニム生地のホットパンツを棚から出す
「えっと…短すぎない…?」
「大丈夫!脚、こんなに細くて綺麗なんだからさ…少しくらい見せないと勿体ないよ?」
少し抵抗感を露にする私の背中を押して、遥は強引に試着室に連れていく
「それに、充に見せたくない?…自慢の美脚。」
悪戯っぽい遥の言葉に促されるままに試着室に入っていき、暫く手渡されたホットパンツを眺めていた
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