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「どう…?」
あまりに着替えるのが遅かったので、遥はカーテンを僅かに開いて顔を覗かせる
「あっ、お姉さん…脅かさないでよ…」
急にカーテンが開いて驚いた私は、膝元まで穿いていたホットパンツを一気に引き上げて遥を見る
「ゴメン、ゴメン…けど似合ってるよ、女の私から見ても惚れ惚れするし。」
私の足元へと目を向けた遥はニコリと笑みを浮かべ、少し大きめのお洒落なシャツを手渡す
「そんなに見ないで…こんな短いの着たことないから恥ずかしくて…」
遥からシャツを受け取った私は追い出す様にカーテンを閉め直して服に腕を通してみた
結局、試着した時の格好が良いと遥に言われてその服を購入した
ホットパンツに関してはかなり恥ずかしかったものの、遥は穿いて慣れろと要求を押し通してきた
家に帰り、充の前で着てみると彼は"綺麗だ、似合ってる。"そう言ってくれた
――――――
番組の放送前日、俺達は東京へと向かい茜と軽く打ち合わせをした
生放送の番組となるのでかなり緊張すると思ったけれど俺達二人は意外にも落ち着いていた
何時も通りに歌うだけ。
そう思っていたからだ
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