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俺達の歌う順番は一番最後。 それまでは司会者の振るトークに混じりながら順番を待った 「そう言えば二人はどうしてユニットを組もうとしたんですか?」 司会者の振った話題に周囲のアーティストや観客らが興味深そうに声を漏らしている 「えっと、一言で言えば運命でしたね。」 少し恥ずかしそうに顔を赤らめて迷うことなく言葉を発する望。 「運命…ですか?」 望の答えに興味を示した女子アナが僅かに身を乗り出して質問を投げ掛ける 「はい…初めて会った時も、二度目に会った時も偶然が重なったみたいで…私は必然だったと思ってます。」 「そして彼女の方から誘ってくれて、一緒に歌っていく事になったんです」 ほんの半年ちょっと前の事を思い出しながら俺と望は言葉を紡いでいく 簡潔に流れを話してしまった所でスタッフがカンペを捲る 「それではお二人には準備をしてしまいましょうか。」 カンペを見た司会者は俺達を見ながら進行していく 俺達は席を離れると近くの別ステージに移動した
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