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「うー…ふぇー…」
今度は泣き声が聞こえ、うさぎを見るとポロポロと涙を流して泣いていた。
「お、おい、泣くなよ。ごめんな。」
と、うさぎの頭を撫でて慰める。空もうさぎを慰めようと寄り添っている。
「ふぇー…」
必死に泣き止もうと、目を擦るうさぎ。
「お、願い…売、らないで…お願い、します」
と泣きながらもはっきりと聞こえた声は恐怖におびえていた。
「大丈夫だから。そんなことしかい、約束する。」
動物愛が強い俺がそんなことするかっつーの。動物保護法に反するしな。
「うぅー、ありがとう…」
俺に抱きつきながら、お礼を言われた。俺はうさぎをそっと慰めた。
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