転校生

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「ねぇ……アカリちゃん! アカリちゃんの隣の席の人どんな人かしら!?」  そう、一つ多い席はアカリの隣の席だった。  ユキは興味津々に尋ねたが、アカリは余り興味がないのか「さー」と素っ気なく返答している。  クラスは先生を待っている時間の間、その話しで持ちきりだった。  男子は「あ~可愛い子がいいな~」などと男同士で盛り上がっている。  女子は女子で「女の子かな男の子かな?」と盛り上がっていた。  そんな中、教室のドアが開いた。  そう担任のシグレ先生が教室に足を踏み入れたのだ。  シグレ先生は長い茶髪の巻き髪で……  整った顔立ちをしており、胸はたわわなDカップ。男子憧れの美形のお姉さんである。  服装は半袖の白いシャツに黒い短いスカートを履いている。  そして、シグレ先生が教卓に立つと自分が入って来たドアに視線を向け「入って来て」と言葉を発した。  遂に……教室の誰もが期待を膨らませた人物!! 転校生が分かる瞬間が来た。  男子は心の中で(女子……女子)と歌っているに違いない。  そして、女子はきっとワクワク胸を高鳴らせているのだろう。
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