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「はぁ……はぁ……」
アカリは家を出で学園まで続いている大通りまで走った。
大通りに着くと……白いシャツに青い学生ズボンを着た男子生徒や女子生徒が登校の為綺麗に桜並木が並べられている歩道を歩いている。
暫くすると何処からか「アカリちゃん」と元気よく叫ぶ声が響いてくる。
アカリはこの聞き覚えのある声を訊くと思わず笑顔になる。
そして、いつもその声の主が現れるであろう方向に視線を向けると「ユキ」と叫び手を挙げ、大きく振りだした。
すると、その様子を見たユキも笑顔で振り返し、アカリの方に駆け寄って来る。
ユキは綺麗な長い青髪で、顔は整った顔立ちをしており、アカリとは違って綺麗系である。
二人はお互いの顔を見ると「おはよ~」と挨拶をし、学園に行く為歩き出した。
「アカリちゃん。夏休みどうでした!?」
「う~ん……余りいい思い出はないかな。
ユキは!?」
アカリとユキは夏休みの思い出話しに花を咲かせながら歩いていると……
『--きゃぁぁあ』
突如、叫び声がアカリとユキの背後から響いてくる。
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