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ジョンギは利奈を見て驚いた
ショートカットの金髪
キツイ化粧
両耳にいくつ付いているか分からない大量のピアス、鼻にも口にもピアス、腕には太いシルバーのブレス、
指には太いシルバーの指輪が血に染まっている
《これ女…なのか?》
「何言ってるか分かんねぇし…邪魔してんじゃねぇよ…」
ジョンギを見上げながら睨んだ利奈が
「あっ…」
と声を出した
樹も殴るのを止め、利奈とジョンギに近づいた
「あの…何でこんな喧嘩を…」
たどたどしい日本語に
「日本語分かんの?」
利奈は冷たく言った
「おいっ利奈…」
言いかけた樹を手で制止して利奈がジョンギに話しかける
「喧嘩は途中で止められたら、後引きずるんだよ…。」
利奈は更にジョンギを睨む
「すみません…」
納得がいかない様な顔つきでジョンギが利奈の顔を見る
「利奈…もういいだろ。ごめんな、こいつ口悪くて、止めてくれてありがと」
樹がジョンギに謝る
「はぁ…」
ジョンギは納得がいかない顔をしたままだった
その時、パトカーのサイレンが聞こえた
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