1つ

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……………… 音が聞こえなくなった。 きっと消えてくれた。 誰だかは声で分かった。 あれはあの時の「そうだよ…」 「僕だ」 消えた訳ではなかった。 ただ真後ろに立っていた。 気配も何も感じなかった。 しかも声を聞く限り年老いてなどなく、少年のような声だ。 さっきまではあのおっさんの声だったのに。  
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