1つ

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「なんか妹さんが出たらしくて、荷物だけ俺が預かってきた(笑)」 幸希が抱えていたのは大凡、横70cm 縦30cm 高さ20cmぐらいの、両手に収まるほどのダンボール。 「…何んだろう。それ」 「俺らが知る訳ねぇだろ。お前なに頼んだんだ??」 「いや、記憶にねぇ」 「なんなんだよ」 「え??じゃあ俺開けていい??」 「なんで幸希が開けるんだよ!(笑)」 「俺はいいけど(笑)」 「よっしゃ!!」 そう言って幸希はダンボールを開け始めた。 守と恭介は中身が気になって一緒になって覗き込んでいるが、俺は少し怖くて見ることができなかった。 「なんだこれ??」  
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