41人が本棚に入れています
本棚に追加
---ソレデハ開始シマス
キーボードのスタートの合図とともにディスクが回るような音が激しくなってゆく。
「やべぇよ!!始まっちったよ!!」
「…ただのゲームじゃないね」
「まぢ俺らどうなんの!?恭介!!」
「…わか」
「!!」
恭介は何か言おうとして姿が消えた。
そこには元から何も存在していなかったようなそんな風にさえ伺える。
「おい!!恭介!!」
「まぢかよ!やべぇよ!!」
さすがの守と幸希も取り乱していた。
「とにかく!!親に怪しまれないように、俺が消えたとしたらキーボードを隠して出かけたことにしといてくれ!!」
恐怖は半端なかったが、頭は冷静に働いてくれた。
こんだけ騒げば親も来ることは目に見えている。
「隠すってったてどこに!!」
「ベッドの下にでも隠しとけ!!いいか??落ち着…!!」
意識が途絶えた。
最初のコメントを投稿しよう!