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そこでふと、いつも昨晩寝る前に思ってた事を思い出す…
『私って、女の子ってあまり見られないんだよなぁ~………」
机の方に目をやり、ため息と共に落胆した。
彩は、どちらかと言うと皆の前ではチャキチャキした明るい女の子で女の子らしく乙女な感じの子とは程遠い子だった…
『本当は、もっと女の子らしく見られたいのに…』
気付けば薫の海クンへの恋バナから、彩の心は自分の悩みや不満に変わっていた。
『よし、もぅ恋をしたら自分の気持ちを出し切る恋をして自分も変わらなきゃ♪』
自分への気持ちを整えて、気付けばチャイムが鳴り授業の終わりを知らせた。
休み時間、
彩は直ぐに薫の元へ行き
「遠目で良いから、海クンを見たい」
と話し、頷いた薫と一組の教室に行った。
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