接近…

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彩は毎日過ぎ行く中で、あの時のお礼を琉クンに伝えたいと思うようになった。 『恥ずかしくて遠くから見てる何て、ダメダメっ!』 彩は、琉クンに対する思いを一歩前進させたかった‥ じっとしてるなんて、頑張ると決めた自分に納得いかないからだ。 朝の部活帰りに2人に話してみた。 「あの時のお礼をね、琉クンに伝えたいのっ‥」 モジモジ言った彩の言葉に2人はニカッと顔を合わせ彩に答えた。 「そぅだねっ♪彩の気持ちが伝わって、恋も一歩前進ッ!」 薫が彩の髪をグリグリ撫でながら言った。 「思い切って、放課後呼び出して二人っきりにしちゃう~?」 美喜の大胆な提案に彩はアタフタアタフタとまだ駄目って部分をアピールする。 「そっか~、じゃあ昼休みにうちのクラス来てちらっと伝えたら?」 琉クンに伝えるならば、自然な場所でが良い。 彩は、自分の中でそれが良いと思い、美喜に「そぅするっ♪」と笑顔で言った。
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