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その後、小さな声で「ぢゃっ!」と手を広げて彩を見るとまたクラスの輪に戻って行った。
「彩~、良かったねっ♪」
薫と美喜は満遍の笑みで彩の前に来た‥
薫のニタニタな顔には、さすがの彩も恥ずかしさから真っ赤な顔に変わる。
『琉クンと話せたっ♪頑張ったぞっ、彩っ!!』
思わず、声に出しそうになったがここは琉クンも居る場なのでガマンガマンっ…。
ふと彩に対して視線が送られてるのに気付き、その方向を見た。
…あれは、三組の高梨だっ
-高梨は、可愛らしい女の子で美人サンだ。
『何故、見られたんだろぅ…??』
高梨は、彩と目が合ったのに気付き直ぐに視線を友達側へ戻してしまった。
彩に疑問は残ったが、さっき琉クンと話せた幸せ感に充分自分が満たされて、まぁいっかでかたしてしまった。
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