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彩芽は、自分に言い聞かせた。
『三年間しかない中学校生活だもん!今年こそ、彼氏を作らなきゃっ…!』
彩芽は、中学生になってから憧れの目標が有った。
それは、
同じ学年の彼氏を作り、一緒に勉強したり、休み時間に話して過ごす事。
彩芽は、気持ち膨らまして入学したが、一年のクラスはとてもじゃなく真面目なクラスだった。
担任が厳しくて、ただひたすら真面目に取り組んでいた。
だから、仲良いクラスを見たら良いなぁ~と羨みながら二年にクラス替え有るしなれると良いなぁ~と思い願っていた。
そこからすると、少しだけその希望の階段を昇った彩芽だったが、まだ目標最大の良い人(彼氏)を見付けれて居なかった。
彩芽は、休み時間に入り親友の薫の席へ行った。
「薫~!」
薫は、前から変わらない明るい笑顔で応えた。
「彩~、どうしたっ♪」
彩は、薫に思い切って聞いてみた。
「薫、良い人見付けた~?」
薫は、少し驚き照れながら言った。
「うん!、うっすら…」
彩は、凄くビックリして大きな声で言った。
「え゙~どこ、どこ???」
薫は恥ずかしくなって、
「彩~、皆が何が有ったのってこっち見てるから小さく話してっ!!」
「あっ、ごめ~ん…!」
自分が薫の気持ちも分からずに出過ぎたと反省した。
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