4人が本棚に入れています
本棚に追加
少し怒ってた薫が、私の反省してる姿を理解してくれた様子でまた笑顔で話してくれた。
「クラスは隣だよ!名前は、海クン…」
薫が、可愛く照れ恥ずかしそうに話してくれた。
「いつ、会ったの?」
彩は、もぅ薫の話に頭がいっぱいで真剣に真面目になって聞いた。
「たまたまね、朝下駄箱で見掛けたの。
すら~っとした体付きに、男らしいだけど女性みたいに綺麗で惹かれちゃう瞳に胸がキュンとなっちゃって……」
薫の話を聞いてたら、彩も何がろうか、キャ~!と気持ちがMAXになる。
ふいに3時間目のチャイムが鳴った。
『もっと聞きたかったぁ、あぁ~ぁ…』
と聞きたかった気持ちで 彩が肩を落としながら、「また後でね!」と言い席に着いた。
3時間目は、国語だった。
彩は、体育以外は興味が無いので毎回授業中は気持ちだけうわの空だ。
また、綺麗な空に動く雲を見つめた。
『薫、良いなぁ~。』
自分も見付かるかなとワクワクしていたさっきとは違って、何だか寂しい気持ちになった。
『私もキュンキュンした、恋したいなぁ~。』
最初のコメントを投稿しよう!