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「馬鹿な!ウォルフが話すなど聞いた事ないぞ!」
「ありえない!」
縁側に座った俺の横に頭を乗せて目を閉じる琥珀。
俺はその頭を優しく撫でる。
「琥珀はウォルフじゃないですよ。」
皆、驚愕の表情をする。
「え!何!ウォルフじゃない?」
「では。一体?」
俺は笑顔で言う。
「内緒です。何時か判りますよ。」
俺の言葉に全員が沈黙した。
琥珀が唯のウォルフではないと察知したのだ。
そして、恐怖した。
俺はクスクスと笑うと言った。
「琥珀は危害を加える意思は無いですよ?
だから、安心してください。
僕が・・・・・許しませんから。」
俺がそう言った途端、琥珀は慌てて俺の顔を見る。
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