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俺が見ている事に気がついたのかそいつは顔を上げた。
暫くそいつは俺を見た後、口元を歪めた。
[気がついたようだな。]
俺の頭に声がした。
(え?)
[クククク。我の声が聞こえるのが不思議か?]
俺はコクリ・・・・・と頷いた。
そのウォルフは立ち上がるとブルリと身体を震わせる。
[お前の力の1つ。魔物の言葉を理解できる事だ。]
俺は眉を寄せた。
[こうやるんだな?]
[ああ。そうだ。上手いな。]
俺は頭を掻くと言った。
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