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「コウ?お前は?」
「何をしたの?コウ?」
父親も母親も・・・・・・強張った表情で俺を見る。
俺は哀しそうに俯いた。
「声が聞こえました。琥珀やあの種の声。」
その時、樹が俺をそっと抱き上げて両親の方に連れて行ってくれた。
母は、怖そうに俺を受け取る。
俺は母を見上げて言う。
「僕は・・・・・」
言いかけて俺は、俯いた。
その瞬間クシャリと頭を撫でられた。
「コウ?」
俺はゆっくり頭を上げる。
父が笑顔で俺を見ていた。
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