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「お前は、可愛いなあ。」
そう言って抱きしめてくれた。
俺は不思議に思い、首を捻る。
(ん?可愛い?小さいから・・・・・・かな?)
俺はもう一度小さな欠伸をした。
「コウちゃんは、まだ目が覚めてないのかな?」
姉が笑顔で見上げて言う。
父は俺を抱いたまま椅子に座った。
必然的に俺は膝に坐らせられた形になる。
すると、俺の前に持ちやすく棒状にカットされた野菜とオシボリにお茶とパンケーキのような物があった。
坐った俺は、手をオシボリで丁寧に拭いて両手を合わせてペコリと頭を下げてからパンケーキに手を付ける。
そして、それをゆっくりと咀嚼していると膝が揺れ出した。
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