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すると、俺の頭に帽子と背中に小さな鞄が背負わされた。
「中に水筒とオニギリが入っているわ。
お昼に食べなさい。
無理をしてはダメよ?」
見上げると笑顔で俺を見る母が居た。
俺は笑顔で母に言った。
「ありがと。母さん。」
そのまま琥珀の方に歩いて行くと後ろから声が掛かった。
「琥珀。コウを頼むぞ?」
すると、琥珀は口元を歪めて言う。
「当然。我が主と定めた者だ。
護るに決まっておろう。」
俺は琥珀の頭を優しく撫でる。
琥珀は嬉しそうに目を細めた。
琥珀は急に顔を上げると言った。
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