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「まさか。お前が精霊の愛し子だとは思わなかったぞ?
道理で琥珀が懐き、種の声が聞ける筈だ。」
俺は父の言葉に首を捻る。
「愛し子とは自然に愛される者の総称なのだ。
だが、此処まで強力に顕著に現れているのは聞いた事が無いがな。」
その言葉に俺は溜息をついた。
(だよな・・・・・・・。
神様。サービスしすぎじゃね?)
俺は困惑した表情で、庭の山もりの森の幸を見て言った。
「折角、精霊達から戴いたから村の人達にも分けてあげて下さいね?
父さん。」
父は俺の言葉に笑顔で言う。
「判った。お前は優しいな。」
俺は笑顔で言う。
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