74647人が本棚に入れています
本棚に追加
大きな声で言われて俺は、思わず背筋を伸ばして気を付け!の体制で返事をしていた。
「はい!」
天使は笑顔で言った。
「全く余計な事しないでよね!
お陰で仕事が増えたじゃないの!」
天使の言葉に俺は目を見開いて間抜けな表情になる。
「は?余計な事?何?どういう事?」
俺がそう言うと、天使は大きな溜息をついて俺を睨む。
「あんたが余計な事するから、私の仕事が増えたって事よ!」
俺は眉を寄せた。
意味が判らない。
「は?何だよ?どういう事だ?しかも・・・・・・あんた、天使って?」
その時、横から声がした。
「まあ。落ち着いて下さい。
只野光さん」
落ち着いた綺麗な声が聞こえた。
俺は声がした方を見て驚いた。
最初のコメントを投稿しよう!