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「普通は関わりたくないから無視するわよ。
死ぬのは嫌だからね。」
その言葉に俺は、顔を歪めて俯いた。
「俺が・・・・・・・死んだって、哀しむ家族なんていねえから。
それよりも、高校生の方が家族が居るだろって思うだろ?普通。」
寂しそうに言う俺に、美形が言う。
「実はですね。光さん。今回の事は全くのイレギュラーなのですよ。
貴方は、まだまだ長生きをする筈だった。
それを、私達のミスで貴方の人生を歪めてしまった。
それで・・・・・・・・実はお詫びがしたいのですよ。」
俺は首を捻る。
「お詫び?どうやって?」
美形は満面の笑顔で言う。
「実は・・・・・私こう見えても幾つかの世界の神様やってましてね。」
「はあ?神様?」
俺は驚愕の声を上げてしまった。
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