メザメヒメ

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初めて彼女の唇から聞いた言葉は、世界は美しいだった。 泣きながら信じている彼女の為にも、自分に出来る限りを尽くしたいと心から思った。 いつか、確信を込めて語りたいから。 世界は美しいと。 泣きたくなる程に美しい、光に満ち溢れているのだと。 その為にも、此処から始めよう。 泣きながら信じて抱き締め合うこの時から。 この歓びの涙を誓いに変えて。 始めて行こう、此処から。
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