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何も分からなかったからといって、何もしないわけには行かない。
自分の勘と運を信じ、適当にこの森を探索してみる。
もしかすると、この森はとても狭いかもしれない、という期待を胸に。
数分歩き、森が狭いなんて事はなかったことを認める。
代わりに、幸運にも近くにあるらしい集落の方角を示した立て札を見つけた。
ここからそう離れているわけでは無いらしいその集落を一先ず目指すことにしたが、なにやら微妙に嫌な予感がしないでもない。
しかしこんなところで立ち止まっていたところで、事態が好転することはおそらく無い。
移動の時に空いた小腹と渇いた喉を潤すためと自分に言い聞かせ、とにかくその集落を目指してみることにした。
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