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俺は、大学生になると同時に独り暮らしを許された。
というより、俺が独立することに親は泣いて喜んでくれたのである。
食費が浮くわ…だなんて、素直じゃない親である。
俺と離れるのが寂しいくせに、無理しちゃって…。
俺の親は、本当は寂しいくせにニカニカと歯茎を見せて俺を送り出す…という、照れ屋な人なのである。
ともあれ俺は大都会東京にて独り暮らしをすることになったのだった。
ガラにもなく大興奮していた。
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