クイーンの秘密

8/18
前へ
/22ページ
次へ
「俺から逃げられると思うなよ…(黒笑) また会おうね…レナちゃん♪ いつか必ず迎えに来るからね…」 その言葉だけを残して行った。 不気味な近藤の笑みを見てレナは確信した。 逃げられない… また必ず来る… それがレナの過去。 レナがかかえる痛み… そんな過去を知ってるからこそ、慎もナミも仲間たちもレナがいるときには麻薬というキーワードを口にはしなかった。 しかし今回はレナの力が必要になる。 嫌なことを思い出させるのを承知で協力を頼んだのだ。 レナ「…私は大丈夫です。 私が不安に感じているのはそれじゃない…」 慎「…えっ?」 ナミ「だったら何を…?」 レナ「…居るんです…」 健作「居るって…誰がです?」 レナ「ターゲットとなるクラブには… 私の…私の大切な友人が… アイツは私の過去も知ってる… 麻薬なんかに関わるはずがない…」 慎「だとしたら… 裏を知らないのかもな…」
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加