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―CRITICAL HIT!!―
もちろんゲームの中でだがな。
俺は高校2年生の田中宗一。
髪の毛は、父親が黒髪で母親が金髪なので後頭部のみ黒髪という、まるでヤンキーが染めるのを失敗したかのような色であった。(どこぞのラノベの主人公みたいだなと言われた事もあったが、そっち方面には興味がないので分からなかった)
それでいじめにあった事も間々あったが、今はそのような事はサッパリ起きなくなった。
まあその髪の毛の色を除けば、俺の特徴として残るのはゲームのし過ぎで掛けざるを得なくなった眼鏡くらいであろう。
さて、俺の住む街は港町であることしか取り柄のない、ごく普通の田舎町だ。
その町は川で二分されていて、東側には西側にはがある。
そのため、俺は高校に行くのに電車を利用するのだ。
その時間を利用し、さっきのゲームをしていたわけだ。
勿論、電車の音に惑わさないようにヘッドホン完備でな。
決して女の子の悲鳴を聴くためではない。
『ぐあっ』
「おっ…」
すみません声を聴くためです。
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