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悪魔に襲われた日、僕は最古の魔女と契約をした。
みんなが死に行く中、壊し尽くされた瓦礫の中で怯えていた僕の前に最古の魔女が姿を現した。
「久しぶりに人里に下りてみたが随分と賑やかではないか」
悪魔が暴れ回っているにもかかわらず、飄々と呑気に周りを見渡していた。
最古の魔女は瓦礫の中で怯えている僕に気がつき 近づいてきた。
しかし僕は恐怖で何がなんだかわからず魔女が近づいていることに気がつかなかった。
魔女は僕に向かってこう言った。
「小僧、何をそんなに怯えておる?」
僕は魔女が話かけてきて漸く魔女の存在に気がついた。
僕は怯えながら魔女にこう聞いた。
「お姉さんは誰?どうしてそんな風にしてられるの?悪魔が恐くないの?」
すると魔女は
「我にとって悪魔なぞ恐るるに足らぬ存在よ。赤子の手を捻る位簡単に排除できるわ」
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