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暖かな陽が差し込む森の中を三人の人影が駆け抜ける。
先頭はたくましい肉体を持った大柄な赤髪の男、アレスである。
「二人とも遅いぞ!早くしないと遅刻しちまうぞ!」
アレスの後ろには、キラキラと輝く金色の髪を揺らしながら走る美少女、ルナと、細身ながらも筋肉質で、中性的な顔立ちの黒髪の少年、ソラがいた。
「もう、誰かさんが寝坊したからいけないんだよ」
「まぁ、そんなこといっても仕方ないですよ。アレスの寝坊は今に始まったことではないですし。」
ルナとソラは呆れながらも、アレスに着いて行く。
すると、木々が開け、広大な敷地を持つ建物が見えてきた。
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