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ナオ「いい加減、あきらめなさい。
怪物島に行くのは決定なんだから…」
いつまでもビビっているエイジにそう言って背中を叩き、カツを入れるナオ。
船室内に入ってそれぞれ好きなことをして過ごしている他の4人をよそにエイジはずっと、海を見ながら近づく怪物島に恐怖を感じていた。
エイジの隣で地図を広げ怪物島への進路がズレていないか確かめていたナオも心境は同じ…
怪物になど会いたくない。
【はぁ…】
エイジとナオは同時にため息をついた。
そのときだった。
少し先に浮かぶ小さな小舟を見つけたのは…
ナオ「…何…?あれ…」
エイジ「小舟…何かのってる…?」
少しずつ近づく距離。
だんだんはっきりと見えるようになってきた。
『!!!!!!!!』
小舟の近くに着き驚いたエイジとナオは思わず顔を見合せる。
小舟には男の人がのっていた。
血を流し倒れていて見たところ意識はない。
エイジ「大変だっ!!」
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