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傷のある男は谷に要塞を作り黄金色の麦の研究を始めた。
そして、黄金色の麦から究極の最凶の生命体を作り出せることがわかった。それは核も効かないバケモノと呼ぶに相応しいヒトでありヒトではないものだった。
傷のある男はこのバケモノをKomugikokananikaと呼び、Komugikokananikaの量産を進めた。
村が燃え盛った日から二年の歳月が流れた。傷のある男の世界征服計画の準備が終わり、計画を実行に移すため最終的なKomugikokananikaの調整が始まった。
だが、それを阻止しようとするモノがいた。
「二年か。長かったな。」
「わかってる?私たちの最終的目標は黄金色の麦畑に火をつける事だからね。」
「その前にKomugikokananikaを倒さないと行けないけどね。」
「そのために俺たちは強くなったんだろ?」
二年前逃げ延びた子どもたちが帰ってきた。子どもたちは黄金色の麦を使い力を手に入れた。自分たちの命と引き換えに。
「さぁ、行こう。僕らの谷を、村を、そして思い出を取り戻すために。」
黄金色に輝く子どもたちの戦いが今始まる。
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