始まりの朝

4/13
前へ
/27ページ
次へ
「兄さん、僕は先に行くから戸締まりをちゃんとしてから行ってね。」 「早くないか?まだ学校が始まるまで2時間以上もあるぞ。」 「今日は生徒会の仕事があるんだよ。」 あぁ、そう言えばそうだったなと、拓也が生徒会に入っていることを思いだし納得した。 明星学園生徒会、そこは学園のエリートが集まる場所らしい。普通は2年から入れるのだが、拓也はその能力を買われて1年生ながら生徒会に入っている。1年生の入会は異例中の異例だから、拓也は学園の殆どの人に知られている。 けど、確かもう1人1年生で入会した奴がいるって聞いたんだけど、誰だったかなぁ……
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加