2人が本棚に入れています
本棚に追加
「なぁ、生徒会に入ったもう1人の1年ってだれ……」
拓也に聞こうと、後ろを振りかえると誰もいなかった。
「もう行ったのかよ……」
真面目すぎる弟に少々呆れながら俺も学校の支度をする。
俺の家から学校までは走って5分となかなか近い場所にある。だから、時間ギリギリに出ても前までは朝のHRに間に合ってたのだが、最近は体の調子が悪いので遅刻続きだ。
支度が終わり今日は早く出ようかなと思っていたら、玄関のチャイムが鳴った。
こんな朝から誰だろうか?新聞の勧誘か、はたまた謎の宗教団体のお誘いか……
出るかどうか迷っていると、
「ピーンポーン、ピーンポーン、ピンポンピンポンピンポンピンポン」
連打で鳴らされた。
最初のコメントを投稿しよう!