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「ユウリちゃん、お疲れ様。
初めてにしては、良い出来だったわ。」
誉められて、自然と頬が弛む。
「ありがとうございます。
桶川さんがついてくれていたので、心強かったです。」
すると、桶川さんは顔が真っ赤になってしまった。
「ユウリちゃん・・・その笑顔、反則だわ。」
私は何の事だかわからず、首をかしげる。
「・・・とにかく、社長室に行きましょうか。」
ふと周りを見ると、喫茶室にいた全員がこちらを見ていた。
皆さん顔が赤いのは何故でしょう?
考えても分からないし、私は桶川さんについて社長室へと移動した。
「ユウリちゃん、アイドルにならない?」
・・・へ?いきなり何を?
「チワワのCMは可愛かったですけど・・・」
「それはア○フル!犬と企業に関連が無いって打ち切られた奴ね!」
おおっ!そんな内部事情まで!
「同じ犬なら、携帯会社のお父さんシリーズが好きです。」
「私も好きだけど・・・そうじゃなくて!」
相変わらずノリが良いなぁ。
「あなたの容姿や仕草は可愛すぎるのよ。絶対にアイドル向けだわ。」
いきなり言われてもねぇ。
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