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そして翌朝。
由紀が化粧の事を追及してきたけど、軽くかわすことができた。
更なる追及を防ぐため、早めに学校へ。
放課後、学校を終えた私は、一度家に帰り本屋に行ってみた。
インタビュー記事が載った雑誌は、平積みになっていた。
パラパラとめくり、私の記事を見る。
・・・結構大きな写真入りで載っていた。
思わずページを閉じ、本を戻す。
結構、いえ、かなり恥ずかしい。
「お姉ちゃん、どうしたの?」
突然の声にビックリし振り向くと、由紀が立っていた。
「由紀・・・脅かさないでよ。」
心臓が鼻から飛び出るかと思ったわ。
え?口からじゃないかって?
鼻と口は繋がってるんだから、気にしないように。
「普通に声かけただけだよ?」
由紀は私のところに来ると、問題の雑誌を手に取る。
「私はこれを買いに来たんだけど、お姉ちゃんは?」
うっ!どう言い訳しよう。
ここはアニメ・声優関連のコーナーだから、下手な言い訳はできない。
「少しはこういうのも見てみようかと思って。」
泥沼にはまりそうな気もするけど、他に言い訳を思いつかなかった。
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