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………真夜………
そうだ、彼は真夜くんは何処に…
辺りを見回すも、人の姿はなかった。
真夜君…真夜君は…何処だっ?
彼は無事なのか?私…私が気を失った後は…どうなったんだ?
……いない…何故…どうして。
あんな強い力を持った彼が死んだとは思えない。
―私に、退魔を見られたから?―
そんなの関係ないっ!
わ、わ、わ、私だって、一応。
その、ぃ、いち、一応…神主であって、邪を払うものであって……払ってないじゃん私。
でも、関係ない。確かにあの本の事を不思議には思ったが。真夜君…傍にいてくれ。
一緒に、くだらない世間話ししながら、お茶を飲もう…なぁ、真夜君…なぁ、なぁ。
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