なし

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 それでも、木は、何年も何年も何年も、何十年も待ち続けました。 けれども、この木のさみしさを消してくれるような奇跡は起こらなかったのです。 そして、今、この木は、そのただ一つの自分の生命も終わりに近づいているのを感じていました。
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